デザインガイド #001名刺の一般的なサイズと変形サイズの選び方
日本で一般的に使用されている名刺は、91㎜×55㎜です。名刺入れに収まりやすく、印刷会社でも標準仕様として扱われているため、企業用の名刺ではこのサイズが多く選ばれています。
一方で、正方形や細長い形、二つ折りなどの変形名刺も制作できます。形を変えることで印象に残りやすくなる反面、保管しにくい、情報量が限られる、印刷費が高くなるといった注意点もあります。
本編では、一般的な名刺サイズの特徴と、変形サイズを選ぶ際の判断基準を整理します。
- 初回掲載日時: 2026.08.08
- 最終更新日時: 2026.08.08
- 名刺サイズ
- 変形名刺
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- 名刺印刷
- 正方形名刺
- 二つ折り名刺
一般的な名刺サイズは91㎜×55㎜
日本で企業名刺として広く使われているのは、横91㎜×縦55㎜のサイズです。
このサイズが多く選ばれている理由は、見た目よりも使いやすさにあります。
- 一般的な名刺入れに収まる
- 受け取った相手が管理しやすい
- 用紙や加工の選択肢が多い
- 比較的安価に印刷できる
- 増刷や追加発注がしやすい
営業活動や取引先との名刺交換を想定する場合は、特別な理由がなければ91㎜×55㎜を選んでおくと運用しやすいでしょう。
横型と縦型の違い
同じサイズでも、横型と縦型では情報の見え方が変わります。
| 形式 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 横型 | 会社名やメールアドレスを配置しやすい | 一般企業、営業職、情報量が多い名刺 |
| 縦型 | 余白を生かしやすく、上品な印象を出しやすい | 士業、店舗、和を扱う事業 |
| 両面 | 表裏で情報を分けられる | サービス案内、英語表記が必要な場合 |
横型が一般的ですが、縦型でも名刺入れへの収まりは変わりません。掲載する情報や会社の雰囲気に合わせて選べます。
変形名刺にはどのような種類があるか
91㎜×55㎜以外の名刺は、一般に変形名刺と呼ばれます。形そのものが目に留まりやすく、店舗やブランドの個性を伝えやすい点が特徴です。
| 種類 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 一般サイズ (91㎜×55㎜) |
ビジネスシーンで使われる一般的なサイズ | 一般企業、営業職、ビジネス |
| 小さいサイズA (85㎜×49㎜) |
カードサイズに比べて、横幅がわずかに狭く、横長に見えるサイズ。スタイリッシュに見せやすい | 美容室、飲食店、クリエイター |
| 小さいサイズB (86㎜×52㎜) |
カードサイズに比べて、横幅がわずかに広く、高さはわずかに小さいくらいのサイズ。スタイリッシュに見せやすい | ファッション、建築、デザイン |
| 二つ折り | 掲載できる情報量を増やせる | サービス案内、予約カード兼用 |
| 角丸 | 一般サイズのまま柔らかい印象を加えられる | 店舗、福祉、子ども向けサービス |
変形名刺は、珍しい形にすること自体を目的にするのではなく、用途との相性を考えて選ぶことが大切です。
たとえば、美容室の名刺を次回予約カードとして使うなら二つ折りが便利です。一方で、営業担当者が取引先を訪問する際の名刺であれば、一般サイズの方が自然に扱ってもらえます。
ビジネスシーンメインに使用する場合、名刺交換をして複数枚保管管理する際に、サイズが異なると、印象として嫌がられることがあるので、変形名刺を選ぶ際は少し注意が必要です。
- デザインPOINT
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ビリーデザインへご依頼頂く場合、名刺のサイズ3種、2つ折り、角丸、いずれもご依頼頂けます。実際の名刺ですと、正方形や型抜きのような特殊サイズもありますが、上記に掲載していないサイズについては、要相談になります。(内容によってはお受けできない可能性もあります)
角丸をご依頼の場合は、R=6㎜のサイズ感になります。
変形サイズを選ぶメリットと注意点
変形名刺のメリットは、受け取った時に違いが伝わりやすいことです。名刺そのものが制作物やブランドの一部になります。また、ショップカード、予約カード、簡単なサービス案内など、名刺以外の役割を持たせることもできます。
財布に入れてもらう前提の場合は、ひとまわりサイズが小さい方がカードサイズに近く、財布への収まりがよいメリットがあります。
メリットもある反面、形を変えることで次のような問題も起こります。
名刺入れに収まらない場合がある
一般的な名刺より大きなサイズや、極端に細長い形は、相手の名刺入れやカードケースに収まらないことがあります。保管場所が分かれることで、紛失しやすくなる点にも注意が必要です。
企業用として使う場合は、変形であっても91㎜×55㎜以内に収まる大きさにしておくと管理されやすくなります。
掲載できる情報量が限られる
正方形や小型名刺は面積が小さくなるため、会社名、氏名、役職、住所、電話番号、メールアドレス、WEBサイト、QRコードをすべて入れると、文字が小さくなりやすくなります。
情報量が多い場合は、表裏で情報を分ける、QRコードへ集約する、二つ折りにするなどの整理が必要です。
印刷費用が高くなることがある
変形サイズや型抜き加工は、一般的な名刺よりも費用が高くなる場合があります。印刷会社によって対応サイズや最低注文部数も異なるため、デザインを始める前に印刷条件を確認しておく必要があります。
形を変えなくても印象は変えられる
個性的な名刺を作りたい場合でも、必ずしもサイズを変える必要はありません。
一般的な91㎜×55㎜のままでも、用紙、厚さ、印刷方法、加工を変えることで印象は大きく変わります。
- 厚紙の使用
- 質感のある用紙
- 表面加工
- 角丸加工
- 各種加工(箔押し・エンボス加工)
企業名刺では、社員の追加や役職変更による増刷も発生します。特殊な仕様にする場合は、今後も同じ条件で継続して制作できるかまで確認しておくと安心です。
- デザインPOINT
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シンプルな名刺も良いけど、せっかくなら会社らしさを出したいというご相談にものっています。
特殊加工等だとコストがかかり過ぎてしまいますが、ロゴやコーポレートカラーを使った装飾でも印象は変わります。
また、印刷コストは同じまま、用紙の質感で特徴を出すことも出来ます。
ちょっとこだわりを出したい!そんなご相談にものっていますので、お気軽にお問い合わせください。
一般サイズと変形サイズの選び方
名刺サイズに絶対的な正解はありません。使用場面、掲載情報、制作部数、予算によって適した形は変わります。
一般サイズが向いているケース
- 取引先との名刺交換が多い
- 営業担当者が複数いる
- 会社情報をしっかり掲載したい
- 定期的な増刷が必要
- 制作費を抑えたい
変形サイズが向いているケース
- 店舗やブランドの印象を重視したい
- ショップカードや予約カードを兼ねたい
- 掲載情報が少ない
- 配布時に目立たせたい
- 商品やサービスと形状に関連性がある
判断に迷う場合は、一般サイズを基本にして、用紙や角丸加工で変化をつける方法から検討するとよいでしょう。
名刺サイズを決めるためのチェックリスト
- 誰に渡す名刺か
- どのような場面で使用するか
- 名刺入れで保管されることを想定するか
- 掲載する情報量はどのくらいか
- ショップカードなどを兼ねるか
- 印刷部数と増刷頻度はどのくらいか
- 特殊加工にかけられる予算はあるか
- 同じ仕様を継続して発注できるか
- 形を変える理由を説明できるか
商品やサービスと形状に関係がある場合は、変形名刺がブランド表現として機能します。
一方で、単に目立たせることだけが目的であれば、一般サイズのまま用紙やレイアウトを工夫する方が使いやすいこともあります。
まとめ
企業名刺では、91㎜×55㎜の一般サイズが最も扱いやすく、印刷方法や用紙の選択肢も豊富です。取引先との名刺交換や継続的な増刷を考える場合は、一般サイズを基本にすると運用しやすくなります。
小型、二つ折りなどの変形名刺は、店舗やブランドの個性を伝えたい場合に向いています。ただし、名刺入れへの収まり、情報量、印刷費用まで確認しておく必要があります。
名刺のサイズは、見た目だけではなく、誰にどのような場面で渡し、その後どのように保管されるかまで考えて選ぶことが大切です。
- デザインPOINT
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ビリーデザインでは、名刺の用紙サンプルもご用意しています。複数の用紙見本から実際に見て、触って決めることが可能です。
名刺用紙の場合、同じ厚みでも紙の種類によって堅さや折れ具合が異なります。ちょっとだけこだわりたいという場合でも是非お気軽にご相談ください。